バランスのとれた意匠性を表現した増築
《群馬県 前橋市》
群馬県前橋市の増築工事事例です。
増築して空間を繋げるだけでなく、全体の意匠性と建物の持つフォルムバランスを考慮して設計された増築リフォームとなっています。
シャープな外観とメリハリあるコントラストを感じさせる外観はワンランク上の期待させる仕様となりました。
内装についても既存の雰囲気と協調したデザインでさらにアクセントを引き立たせるコンセプトを用いています。
【仕様】
外装仕上
■外壁:防火サイディング(ニチハ装)
■屋根:遮熱スレート瓦(ケイミュー)
■軒天井・破風板:不燃材仕様
■玄関扉・窓:既存再利用(Ykkap)
内装仕様
■壁・天井:クロス(サンゲツ)
■床:フローリング(ノダ)
■内装建具:ビノイエ(ノダ)
施工DATA
■築年数/5年
■施工金額/3,744,000円(14.44u)
■施工日数/47日
■構造/軸組工法
■施工部位/増築
■コーディネート/砂賀 淳
【AFTER】
【BFORE】
2度目の増築工事となり、当工房へのご相談となりました。
お施主様が求めている空間やデザインを表現する為の打ち合わせを繰り返し行い、設計に時間をかけたリフォームとなっています。
色合いには何度もシュミレーションを重ねて外観や内観を造り上げてあります。
基礎工事を行う前に干渉する部分のコンクリート土間を取り除く作業となります。
仕上がりを想定しながらカットする場所を決めていくことが大切になります。
基礎工事が順調に進んでいきます。
配筋も施工されて外周部の型枠が設置されました。
基礎の養生期間も過ぎて、いよいよ木工事となります。
土台を据え付けてから柱を組み上げていきます。
棟が上がり、屋根の野地板が施工されました。
雨仕舞を優先してルーフィングの施工を行っていきます。
外部壁には透湿防水シート(タイベック)が施工されていきます。
工事中に雨を侵入させないように段取りすることが大切と言えます。
屋内では電気配線の先行工事が進んでいきます。
事前に打ち合わせを行うことで造作工事と重ならないように進めることができます。
外部では防火サイディングの施工が始まりました。
ほぼ一日で施工は完了する見込みです。
外壁が張られましたらシーリングの打ち込み工事です。
部材同士の継ぎ目や軒天井の取り合い部分などに隙間なく充填していきます。
内装では金具補強と断熱材の施工が完了しています。
フローリングや内装建具枠、ボード下地などが進められていきます。
増築部分の造作が進みましたら、いよいよ母屋との繋ぎの工程となります。
床や壁、天井などの不陸を調整しながら慎重に進めていきます。
外部では玄関タイルと基礎表面の化粧作業が進められていきます。
道路や土間コンクリートの高さを何度も確認しながら打ち合わせを進める事で使いやすいアプローチが実現できます。
屋内ではボードのパテ下地処理が施されていきます。
何度もパテ処理を繰り返すことで繋ぎ目の不陸がなくなり、平坦に仕上がったいきます。
クロスが施工されました。
次にお施主様ご支給のカーテンレールを取り付けていきます。
車場では土間コンクリートの打ち込みが始まりました。
基礎工事中の土間復旧も同時に進めていきます。
専門の清掃スタッフによるクリーニング作業です。
屋内を丁寧に拭き上げ、外部のサッシや玄関扉も磨いていきます。
増築リフォーム工事が完了しました。
メリハリのあるコントラストが建物全体をモダンに変えてくれました。
玄関も広がって美術館の回廊を感じさせます。
とても使いやすく奇麗に纏められた内観となりました。
内装扉を開けると正面に上品なアクセントクロスが演出されています。
飽きのこない色合いで部屋全体の存在感が大きくなりました。
玄関から洋室、リビングへと動線が繋がって使いやすい間取りが実現できています。
内装建具や化粧材も母屋に合わせることで違和感のない空間で仕上がりました。