築年数を感じさせない新しい外観へリフォーム
《群馬県 玉村町》
群馬県玉村町のリフォーム事例です。
重量鉄骨造の建物で壁には組積造が使用されている構造でした。
バルコニーには外からの視線を遮断するた為の腰壁を造作し、パラペットを変える事で「新しさ」が生まれました。
FRP防水工事により、屋根や床面の雨漏れの心配もなくなり、外観はシリコン塗装の3回塗りで重厚感のある仕上がりで纏まっています。
玄関扉も枠ごと入れ替える事でファサードのイメージがとても高級に感じられます。
【仕様】
外装仕上
■パラペット/バルコニー腰壁:金属サイディング(ニチハ)
■外壁:シリコン塗装(3回塗り)
■屋根/バルコニー:FRP防水仕上
■軒破風/雨樋:ウレタン塗装(2回塗り)
■ガレージ:ウレタン塗装(3回塗り)
■玄関扉:ジエスタU(LIXIL)
■テラスタイル:コンテU(LIXIL)
施工DATA
■築年数/43年
■施工金額/4,611,000円
■施工日数/30日
■構造/重量鉄骨造(組積造壁)
■施工部位/外壁、屋根、玄関扉、ガレージ、テラス
■コーディネート/砂賀 淳
【AFTER】
【BFORE】
築43年の重みと愛着を感じますが、これから新たに1ページとなるようなリフォームが始まります。
建物の外観リフォームと外構を織り交ぜる事で今までの住まい方がガラッと変わります。
モダンな仕上がりを意識しながら防水面にも配慮したプランとなっています。
建物全体を囲うように足場が設置されました。
同時に近隣のお客様へご迷惑が掛からないように四方を養生シートで覆います。
そして高圧洗浄を使用して建物全体を洗い上げます。
まずは外部に面する開口復旧造作です。
店舗の名残のあるシャッターやテラス窓を解体してから新たに壁を設けます。
構造が重量鉄骨なので取り合う部分や金物には事前に打ち合わせが必要です。
バルコニー手摺を外からの視線を遮断できるように造作腰壁で覆います。
手すりがグラつかないように設置方法の吟味が最も重要になります。
発想と裏付けがリフォームの良し悪しを左右する大切な工程と言えます。
既存パラペットの仕上げ材を解体しました。
下地の状態は予想通りでしたので新しい外壁材の割り付け作業へと進みます。
新築の外壁と同様の納まりとなっています。
下地の劣化が進まないように透湿防水シートと防水テープを併用して納めていきます。
玄関扉も交換する事になりました。
組積造の壁なので特注寸法の玄関扉となっています。
折角のリフォームですので屋内への段差も小さくなるように配慮した寸法となっています。
いよいよ塗装仕上げ工程が始まりました。
初日はガレージの屋根から塗り上げていきます。
下地が金属製なので錆を落とす作業からスタートです。
母屋の塗装工程へと進みました。
開口部などの養生を行ってから軒天や破風板、雨樋を塗り上げていきます。
ローラーの届かない場所は刷毛を使って丁寧に仕上げていきます。
外壁塗装工程です。
下塗り、中塗り、上塗りと塗膜を重ねる事で光沢が増してきました。
3回塗る事で耐久性の向上も期待できます。
ベランダのシート防水を剥がした後に床面の下地を調整し、FRP防水を施していきます。
既存下地の傷みが激しく見受けられましたので丁寧に調整を繰り返します。
屋根もバルコニー同様にFRP防水が施されていきます。
塗膜が形成されましたら着色作業です。
玄関前では外構が進んでいます。
タイル下地のコンクリートが打ち込まれ、300角のタイルが張り上げられていきます。
縁には色を変える事でメリハリと動線を強調しています。
基礎全体を刷毛引きで化粧していきます。
基礎回りが綺麗に仕上がりますと建物全体が引き締まって映ります。
この工程は外観を引き立たせる大きな役割があります。
ポストと化粧柱が設置されました。
6号化粧砕石を敷き詰めて建物とガレージを繋いでいきます。
いよいよお引き渡しです。
玄関扉のデザインが落ち着きを感じさせてくれます。
広く使いやすくなったスペースが日々の暮らしをサポートしている様子です。